お知らせ

☆勝北すみれ会7月報告☆

☆勝北すみれ会では、一人暮らし高齢者の方を対象に毎月定例会を開催しています。
7月定例会を7月24日(木)に開催しました。
今回はすみれ会の試み!
新善光寺を会場に、住職による法話と座禅を体験しました。

新善光寺の冨田住職による法話は、時には心に染み入るような、時にはユーモアを交えながらお話してくださいました。
『法事やお葬式は最期のおつとめ。ぜひそれまでにお寺に来て住職と話をして関係を作ってほしい』
住職の人柄が伝わるような法話でした。
続いて、住職から涅槃図(お釈迦様が入滅した時の様子)の解説をお聞きしました。

・お釈迦様の周りを囲んでいるのは沙羅双樹の木。半分枯れているのは、お釈迦様が入滅されたことを人間や動物だけでなく植物も悲しんだことを示している。
・涅槃図には猫が描かれていないものが多い(お釈迦さまの使いとされているねずみを捕まえるため)
・お釈迦さまの側で悲しみのあまり気を失っているのが十大弟子の一人、阿難尊者(あなんそんじゃ)で、たいへん美男子だったという。いかに美しく描くかが、絵師の腕の見せ所とされている。
などなど・・・全く知識のなかった私でも興味がわくような、わかりやすい解説をしてくださいました。

他にも、
◆一切皆苦(いっさいかいく)・・・世の中は思う通りにならない。
◆生・老・病・死(しょう・ろう・びょう・し)・・・生きている限り逃れることのできない四苦。
その他にもさらに四苦があり、人が生きていくうえでは八苦あるとのことでした。

お釈迦さまは生きていく中で色々な苦があることに気付かれました。
私たちも生きていると色々悩むことや悲しいことなどありますが、逃れられない苦しみならば、それらを自然に受け入れられるような穏やかな心持ちでいたいものだと、住職のお話をお聞きしました。


座禅体験では、凛とした清浄な空気の中で瞑想することができました。
住職が警策(けいさく)で肩を打つ音のみが響く空間で、外の暑さも忘れてしまうようでした。

今回は会員の皆さん貴重な体験ができたのではないかと思います。
ご協力くださった冨田住職をはじめ、密教婦人会の方々、本当にありがとうございました!